2017 6月ライブスケジュール

前回のお話

(6月スケジュールは下記に記載)

おはようございます。③

「7:00になってもお見えにならなかったので、失礼を承知でご自宅の中へとお邪魔させていただきました。」
「あの、えっと。だれ、、です?」
「私、AC研究事務所の者です。後方に立っております男性も関係者でございます。早速ですが、こちらを出発させていただきたく思いますのでご支度の方をよろしくお願い致します。」
「はあ。って、えっ?ちょっと待ってください」
「はい、何か?」
「あの、鍵かけてたはずなんですけど、どうやって入ったんですか?これって不法侵入じゃ、、」
「はい、鍵はかかっておりませんでした。声を掛けても反応がありませんでしたので、お邪魔させていただきました。本日より我々のプログラムに参加していただきます。研究所までは車にて移動致しますので、契約書などの書類等は車内にてご記入をお願い致します。では。」
「はい。あ、いえ。昨晩は、鍵はかけました。と記憶しているのですが。」
「はい、人間の記憶というのは非常に曖昧なものであり、また自分の感情の起伏の都合により書き換えることも可能な機能であります。いま重要なことは、昨日に鍵をかけ忘れたのかどうかではなく、」
「はあ。」
「我々が既にこちらのご自宅にお邪魔させていただき、この場に立っているという事実です。そこに至るプロセスは現時点では我々にとって意味のないことです。」
「私にとっては、セキュリティーの面で問題があるというか。そもそも、声をかけて反応がないからって、勝手に上がり込むのは常識外れかと思いますが。」
「常識というのは、個人それぞれの身の回りの環境や人間関係によって生み出される基準であり、必ずしもそれが他者のそれと一致するかどうかは分かりかねます。それ故に、あなたの常識というものを我々と共有することは難しいかと思われます。セキュリティーの面に関しましては、築40年により劣化しつつあるこちらのアパートメントを引っ越す。もしくは、ご自身の記憶というものに身の安全を委ねる必要性を排除するために、オートロックシステムへの交換をお勧めいたします。」

というやり取りがあった後、現在車は、高速道路を群馬の方に向け走っているようだ。思い返せばかなり無理のあるやり取りではあったが、寝起き早々に、黒髪ロングヘアー長方形眼鏡の女の顔が自分と大体ワインボトル一本分の距離にあっては、混乱もするであろう。そもそもこれは現実なのであろうか、と疑わしくもなる状況である。昨日は確か、残り物のワインに手を出し、そのままソファーで眠ってしまった。まさか本当に迎えが来るとは。表面的な物事すべてを疑ってかかるというのも、考えさせられものである。
AC研究事務所の関係者と名乗る者は二人。パンツスーツの女と白衣の男。女は岩のように表情を一切変えることなく、淡々と話してした。どうやら言葉を発するのは彼女の仕事らしい。プログラムに関する質問には、的確に答えを述べたが、関係のないような問、例えば今日はいい天気ですね、などの、一般的でかつ地球上において大多数の人間に関わりのある天候というジャンルの当たり障りのない会話には全く無反応であった。男の方は、昨日の面接時に質問を私にしていた者だ。本日顔を合わせてから一度も言葉を発していない。が、ふと目が合った時の表情は、常に穏やかで親しみのあるものである。今は運転という作業が彼の仕事なのであろうか。
手元に渡された書類にはいくつかの規約と、謝礼金の支払いについて書かれたものとがあった。規約には、心身ともに障害や外傷が発生した場合、プログラムは直ちに終了されること。生活のリズム、一日の行動、食事等はこちらの指示に従ってもらうということ。プログラム参加期間中は名前では呼ばれることはなく、101番という番号で呼ばれるということ等が書かれていた。身支度といっても、衣食住は保証されているのではあるし、私物の持ち込みが禁止とあっては持ち物も限られてしまうであろう。念のため、財布、運転免許書、携帯電話、家の鍵(これは現在、本当に機能しているのか疑わしくなってしまったが)を持って家を出た。その他規約には外部との通信を一切行うことが出来ないとの項目があった。携帯電話は、車に乗り込んでからは圏外のままである。おそらく電波妨害機器が積んであるのであろう、プログラムはすでに開始されているという事である。
車の窓には、かなり濃いスモークが張られていて、外の景色は早朝の日が昇る直前のように薄暗い。高速道路を降りてからは、山道を登り、さらにはアスファルトの道を逸れ、砂利道を登ってゆく。地面がしっかりと整備されていないので車は大きく揺れている。これから何が行われるのであろうかと、不安でありながらも非日常的な事態に興奮もしている自分を客観視してあたかも正常で居るかのように装っている自分がバックミラーに写っていた。

つづく、、

Pick up!!
6/2Fri 六甲ベイシェラトンホテル1F
スポーツパブ「アリーナ」
1st Stage 7:30p.m.~
2nd Stage 9:00p.m.~
※ミュージックフィー:¥1,000
中野圭人quartet
浅井良将as
當村邦明ts
坂井美保ba

6/23Fri 千葉 本八幡 Cooljojo
Raymond McMorrin(ts) Trio
小澤基良(b)
中野圭人(ds) 関西から!!!
open 19:00 start 19:30/¥3,000(+order)

6/24Sat 東京 江古田 ソルトピーナッツ
s20:30
原川誠司(alto sax)
谷殿明良(trumpet) 
紅野智彦(piano)
伊藤勇司(bass)

6/1Thu 摂津本山 Born Free
s19:30 ¥3000(学生¥2000)
Tsutomu Takei meets TOMMY
TOMMY(tb)
武井努(ts)
志水愛(p) 
三原脩(b)

6/2Fri 六甲ベイシェラトンホテル1F
スポーツパブ「アリーナ」
1st Stage 7:30p.m.~
2nd Stage 9:00p.m.~
※ミュージックフィー:¥1,000
中野圭人quartet
浅井良将as
當村邦明ts
坂井美保ba

6/3Sat 谷町4丁目 グラバー邸
1st20:00~2nd21:30~ 音楽チャージ2700円
As横山未希
Gt野江直樹 
B光岡尚紀

6/5Mon 梅田 ミスターケリーズ
1st 19:30/2nd 21:15
charge:¥3,500
かづき(Vo)
北牧チカ(Vo)
西本貴至(P)
宮野友巴(B)

6/8Thu 三ノ宮 SONE
s18:50 ¥1200
vo吉田真理子
pf祖田 修
ba萬 恭隆

6/10Sat 奈良 ジェントリー
s19:30 ¥1500
西本貴至ピアノ
田中洋一トランペット
原満章ベース

6/11Sun 今里 ザットフォー
s19:30 ¥2500
voロアーナ・シーフラ
pf旗本ひろし
ba井手 厚

6/14Wed 三ノ宮 SONE
s18:50 ¥1200
清水ひろみvo
志水 愛pf
神田芳郎ba

6/16Fri 心斎橋 COMODO
s20:00 ¥2500
Vo: 阪井楊子
Pf: 堀智彦
B: 佐々木研太

6/17Sat 豊中 我巣灯
チャージ2000円 7時~
杉山悟史ピアノ
中島教秀ベース

6/18Sun 元町 萬屋宗兵衛

6/23Fri 千葉 本八幡 Cooljojo
Raymond McMorrin(ts) Trio
小澤基良(b)
中野圭人(ds) 関西から!!!
open 19:00 start 19:30/¥3,000(+order)

6/24Sat 東京 江古田 ソルトピーナッツ
s20:30
原川誠司(alto sax)
谷殿明良(trumpet) 
紅野智彦(piano)
伊藤勇司(bass)

6/30Fri 梅田 ミスターケリーズ
s19:30 ¥5500当日¥6000
矢野沙織(As)
後藤浩二(P)
時安吉宏(B)

○DRUM LESSON○
只今ジャズドラムのレッスン生を募集しています。
受講希望または気になる点、などがありましたらコチラまで

keito@mingo.cc

お気軽にご連絡ください。

Leave a comment